ハーレー ソフテイルの見た目

visual

ハーレー ソフテイルは機能面を見るとずいぶんと強化されているのですが、見た目に関してはそのクラシックさを貫いています。
ただ、見た目を同じように保ちながら中身を変えていくと言うのは、とても工夫が必要なことなのです。

たとえば、エンジンですが、ハーレー ソフテイルが発売された当初はエボリューションというエンジンが採用されていました。
エボリューションは当時では最良のエンジンでしたが、後にツインカム88が登場しました。

ツインカム88はエボリューションより強力なエンジンであったため、ハーレー ソフテイルのそのままの形では、とても衝撃に耐えられないというものでした。
そこで、エンジンとフレームの間にゴムを介するラバーマウントも考えられましたが、ラバーマウントにすると、どうしても車体が大きくなってしまいます。

ハーレー ソフテイルの良さはその見た目にもありますから、車体のイメージが変わってしまうのは困るのです。

そこでハーレーはエンジンの内部を加工するというアイディアにたどり着きました。
エンジンの衝撃が強すぎるなら、エンジン自体を改良すればいいというのは、単純だけどなかなか出来ない発想ですね。